何ごとも早め早めに! 辞めると決めたときにやるべきこと

 転職活動が実を結び、次の職場が決まったなら、退職の意向を会社に伝えなければなりません。直前になってバタバタと動けば、周囲に面倒がかかることは必至。立つ鳥跡を濁さず、各所への連絡や引き継ぎなどは早めに行うようにしましょう。

「今月で辞めさせていただきます!」はアリ? ナシ?

 プライベートでも仲の良い同僚でもいない限り、辞めると決めたら、まず報告すべきは上司です。伝えるのは早いに越したことはありませんが、退職日の3カ月前、遅くても1カ月前には報告するようにしましょう。法律上、退職の2週間前までに伝えればいいとされていますが、2週間前になって突然「辞めます!」と伝えると、会社や一緒に働いてきたメンバーも、急な仕事の引継ぎや後任を探す準備、調整を迫られ、困ることもあるでしょう。もちろん、会社規定で期日が決まっている場合は、それに従うようにしてください。

同僚と取引先への連絡は上司の了解を得てから

 退職日が決まり、上司に了解を取ったら初めて同僚や、取引先やお客様、関係者などの外部に伝えます。上司より先に話す人もいますが、話はどこから伝わるか分かりません。辞める本人以外から聞いて不愉快になる上司もいるので、わだかまりが残らないように振る舞いたいですね。特に取引先の場合は、担当者が変わることをイヤがる人もいます。契約が切られた、なんてことにならないよう、上司はしかるべき手を打っておきたいものなので、先走らないように気を付けましょう。

退職の理由を正直に言うと、敵をつくる場合も…

 退職理由で無難なものは、やはり「一身上の都合により」でしょう。建前は避けたいと思う人もいるかもしれませんが、「イヤだから辞めます」や「もっと条件がいい会社に転職するので」では、周囲全員の気分を害してしまいます。「ロールモデルになる人がいないので」なんて、絶対NGですよ。