同じ職場で働く男性社員と共存し、上手にコミュニケーションを取るためのヒントをお届けします。会社でのお付き合いにおけるマナー美人を目指しましょう。今回は、上司とコミュニケーションを取りたい女性社員が思わず「粗探し」をしてしまったというお話。

Q.上司の持ち物がかわいいことに触れてもよいものでしょうか。

 あるとき、男性上司がかわいいハンカチを使っているのを目撃してしまいました。ファンシーなデザインのタオルハンカチでした。キリっとしたイメージの人なので、そのギャップが面白いです。悪いことではないと思うので、何かの折に「かわいいハンカチを使っていますね」と伝えて、コミュニケーションのとっかかりにしたいのですが、こういうことを女性部下が言うのはまずいでしょうか?
(27歳・一般事務)

男性上司のハンカチがかわいかった……! スルーするべき?(C)PIXTA

A.問題ないが、相手のいるビジネスの場であれば話は別

 この質問だけですとよく分からないのですが、まずいかまずくないか、という側面から言えば、ほとんど問題にはならないでしょう。でも、上司がどんな私物を使っていようと貴女にはあまり関係なく、伝えるタイミングを間違えると、「余計なお世話」というような気がします。

 ただし、仕事に支障が出るような場面では話は別。例えば、大切な取引先と名刺交換をするようなときに、キャラクターの付いたビニール製のチープな名刺入れを使っているようであれば、指摘することは適切かな、とは思います。

 同様に、ハンカチが取引先の方に見られる状況であれば、ちょっと違います。細かいことですが、それだけで「TPOを判断できない人なのでは?」といぶかしがられるかもしれませんから。ビジネスの場では、相応しい服装や持ち物で臨む方が、相手に余計なことを邪推されなくて済みます。

その場の雰囲気や会話の流れを考えて

 かわいいハンカチを、相手のいるビジネスの場で出すのでなければ、あえて言うことではないかもしれませんね。「褒めることは良いこと」というのは、思い込み。

 例えば、素敵な服装をしている女性に「今日はデート?」と男性が聞くのはセクハラにもあたるとこともありますよね。もちろん、「かわいいハンカチですね」と言うのがセクハラに当たるとまで言いませんが、放っておけばいいこと。何か事情があっても、他者に説明するのが面倒なこともあります。

 とはいえ、その場の雰囲気や会話の流れでは、上司にとってうれしいことかもしれません。例えば、娘さんからのプレゼントとか。そうだとしたら、きっと突っ込まれても嫌な気持ちはしないでしょう。いや、むしろ愛娘の話ができてうれしいのかも。

 微笑ましい家族事情が垣間見えていたり、普段からお互いに軽口を叩いたりするようなら、話を振ってもOKでしょう。もし、話したければ「かわいいハンカチですね」と水を向けただけで自分から話してくれるでしょう。そうなったら話を進めればいいだけ。