同じ職場で働く男性社員と共存し、上手にコミュニケーションを取るためのヒントをお届けします。会社でのお付き合いにおけるマナー美人を目指しましょう。今回は、善意や気遣いのつもりの行動が空回りしてしまっているというお話。

Q.私の「善意」は「余計なお世話」だと思われている?

 最近、どのように振る舞ってよいのか迷いがあり、藤村さんに相談してみました。  「気遣い」「善意」のつもりでやっていることが、男性社員のみなさんは、どうやら「お節介」「余計なお世話」ととらえているようなのです。
 例えば、宴席での「取り分け」。先日、職場の送別パーティーがあった際、サラダを率先して取り分けていたら、「やらなくていい」と言われてしまいました。私の部署には女性が私だけなので、私がやらないとダメだなと自主的に動いていたのですが、喜ばれていないと分かり、戸惑いました。
 よくよく思い出してみると、職場の打ち上げや暑気払いといった気軽な飲み会でも、「かまわないでいいよ~」と言われたことがあり、みなさん手酌で思い思いにお酒を飲んでいます。
 サラダ取り分け以外にも、部内コミュニケーションがスムーズに行くようにとバレンタインデーにチョコレートを配ったり、部員の机の上にあったコーヒーカップを洗ったり、気遣いをしてきたつもりですが、それに対する印象は薄く、感謝されている感じはないです。決して女子力アピールのつもりでやっているのではないのですが……。私の善意、空回りしているのでしょうか。
(32歳・情報システム)

私の「気遣い」は、周囲に喜ばれている? (c)PIXTA

A.「女子力」とは思いやり。無理にやらなくても大丈夫

 すっかり「女子力」という言葉が定着しましたね。長い間、男女同権と言われながらも、このような言葉が今、市民権を得ている状況に驚いたり、しかし納得もしたり。まあ賛否はいろいろとあることでしょう。

 基本的に貴女のように周りに対する気遣いをするのは良いことです。宴席における料理の取り分けなんて、その最たるもので、誰かがやってくれたらとても助かります。そんな心遣いにあぐらをかいて、当たり前のように接する心ない男性には立腹しますが、幸いにも貴女の職場にはそんな人はいないようですね。

 ただ、ここで一つ気になったのが「取り分けや洗い物をしても、感謝されている感じはない」というところです。

 初めから感謝されるつもりでやるならば、やらないほうがいい。だって、モノでないにしても謝意という見返りを求めてやることであれば、押しつけですから。もしかすると、周りから「やらなくていい」と言われたのは、そんな気持ちが態度に出ていたのかもしれません。また、酒飲みの側からすると、自分のペースで飲みたいのにお酌に来られると、そのペースが乱れておいしくいただけません。接待の会食などでない限り、放っておくのがいいでしょう。