あわてず、騒がず。さりげない根回しをしましょう

 また、こう言っては失礼になりますが、万が一にも貴女の自意識過剰の勘違いということもあるので、今のところ、あまり騒ぎ立てないほうがいいとも思います。ただし、周りにそれとなく相談をしておきましょう。

 信頼できる上司がいるなら、「思い過ごしかもしれないので、ここだけの話でお願いします。でも、何かあったら助けてください」と明確に告げましょう。同僚であれば「なんだか懐かれ過ぎちゃって(笑)」くらいに話しておくのも有効です。

小さなメモ帳に困ったことを記録しておく (C)PIXTA
小さなメモ帳に困ったことを記録しておく (C)PIXTA

 どちらにしてもあくまで、ライトに、サラッと流す程度で。大げさに騒いでしまうと後輩の彼を追い詰めることにもなりますし、そうなるともっと過激な行動に出てくるなんて心配も出てきます。

 そこで、言われたことなどを細かくメモをとっておいてはいかがですか?

 将来、彼の気持ちが爆発してしまって、セクハラやストーカーにまで発展しないとは限りません。あまり考えたくないことですが、危険性がゼロというわけではない。そのときの備えとなるように、日付とされたこと、そのときの気持ちを簡潔に書き出してみましょう。書くことで、心の整理ができますし、何より客観的に見返すこともできるはず。感情に流されてダラダラ書き連ねるのではなく、箇条書きで分かりやすくするのがいいです。

 もし、告白されてしまっても、上記のようにさりげなく根回しをしておけば、対処もスムーズなはず。もちろん「お付き合いする気はありません」とキッパリと断りましょう。

 下手に「あなたは弟みたいでかわいいけど」など、気を遣うようなことを言ってはダメです。それがかえって相手の誤解を生むことにもなりかねません。端的に、誰が聞いても勘違いすることのない言葉だけで断ります。そ れでも、しつこく迫られるようなら上司に相談し、対処してもらいましょう。自分ですべてを抱え込む必要はないのです。

 では、今、貴女が不快に感じているトラブルにはどう対処すればいいのでしょうか?