「何を」「どこまで」相談するのか

 FP業務だけに限りませんが、ホームページなどを見て、(1)そのFP事務所(またはFP自身)が掲げるミッション(使命)、どんな思いでこの事業を行おうとしているのか、何を目指しているのか、お客様にどうなってほしいと考えているのかを確認しましょう。その内容や文章によって、「会ってみたいな」「この人になら相談してみたいな」と思えるかもしれません。

 次に、(2)FP事務所(所属FP)の得意分野についても調べておきましょう。ホームページには所属FPのプロフィールも掲載されていることが多いので、過去の実績を確認してください。新聞や雑誌などのメディアに出ている人は、それらを読むことで考え方を知ることもできます。

ひと口にFPといっても、得意分野はさまざま。事前にホームページなどで4つのポイントを調べておきましょう(C)PIXTA
ひと口にFPといっても、得意分野はさまざま。事前にホームページなどで4つのポイントを調べておきましょう(C)PIXTA

 投資について相談する場合、資産配分の提案まではできますが、具体的な商品の提案まではできません。そこまで希望する人は、金融商品取引業(投資助言・代理業)の登録をしている会社を選んでください

 (3)料金体系も大切な項目です。FPに有料で相談する場合の料金体系は、FPがそれぞれ独自に設定しています。例えば、「相談1時間○○円」など時間制としているケースもあれば、月額や年間いくらといった定額制や顧問制などを採用しているケースもあります。また、ライフプランの提案書作成、収入・支出・資産運用のキャッシュフロー表作成、生命保険・損害保険の見直しなどは、別途料金を設定している場合もあります。具体的な金額や料金体系については必ず確認しましょう。