前回、これから資産形成をしていこうと思ったら、その中核としては投資信託が向いている、というお話をしました。では、投資信託には具体的にどんな商品があるのでしょうか。投資信託の見方・選び方を複数回にわたってお伝えしていきます。

【働き女子の投資信託選び・基礎編】
「投資初心者に投資信託がおすすめな理由3つ」
「初心者の投資信託選び ランキング頼りはなぜNG?」(この記事)
「投資信託の選び方 インデックス投信編」
「投資信託の選び方 アクティブ投信編」
「働き女子にぴったりな積立投資」(9月6日公開予定)

投資信託は中身によって性格が変わる

 投資信託というのは私たち投資家からお金を少しずつ集めてひとまとまりにし、そのお金を専門家が運用してくれる金融商品です。ひと口に投資信託といっても、その中身は多岐にわたります。なぜなら、投資信託は「詰め合わせ(パッケージ)」商品であり、その中にはさまざまなモノを入れることができるからです。

 ですから、まずは「どこの」「何に」投資する商品なのかを確認しましょう。「どこの」とは、投資する地域や国を指します。日本国内だけなのか、海外なのか。海外といっても、各地域・国に幅広く投資するのか、特定の地域・国だけに絞るのか、という具合です。一方、「何に」は投資する対象です。具体的には、株式や債券、不動産投信(ビルやマンション、倉庫など不動産に投資する投資信託のこと)やコモディティー(商品=金や原油など)といったものです。

投資信託は「詰め合わせ」商品。投資信託という器に、株式や債券などさまざまなものが入っています (C)PIXTA

 例えば、トヨタ自動車や楽天といった日本企業の株だけが入った「詰め合わせ」もあれば、アップルやマイクロソフト、ネスレといった海外の先進国の企業の株だけが入ったものもあります。また、株式だけではなく、国債(国が発行する債券)や社債(会社が発行する債券)が入っていたり、不動産やコモディティーなどが入っていたりする場合も。さらに「株と債券」、「株と債券と不動産」というように、複数の対象が入っている商品(バランス型といいます)もあります。

 このように、投資信託を選ぶ際は、まず投資する地域や国と投資対象を知ることから始めましょう。