書籍『会社を辞めないという選択―会社員として戦略的に生きていく』の著者である起業家の奥田浩美さんは、「私の夢は、ITの力で人を幸せにすること」と語ります。数々の新規事業を立ち上げ、今は新たにコミュニケーションロボット事業を行っているという奥田さんは、25年間に渡ってIT企業の日本進出に関するイベントプロデュース事業に携わってきました。その一方で、IT×地方による社会課題解決をテーマに設立された「たからのやま」の代表でもあります。起業家として、そして働く女性としての視点から、これからの働き方について伺いました。

前編はこちら→失敗ばかりの人にとって最高の未来がやってくる

プライベートも共有したい相手と働こう

奥田浩美さん

 私は「ワーク・ライフ・バランス」の次の時代が来ると思っています。

 それは「ワーク・ライフ・インテグレーション」です。インテグレーションには、「統合する」という意味があります。つまり、仕事と自分の生活の境目がなくなるということです。

 家事をしているときでも、仕事のことを考える。そして、そうしていても気持ちよくいられるような仕事を選ばないといけない時代がやってきます。

 誤解してほしくないのが、仕事について24時間考えようというわけじゃないということ。例えば、私は今コミュニケーションロボット事業を行っていて、自分でお金を出してロボットの開発者に会いにわざわざパリまで行きました。行きたくて行ったのでプライベートでもありますが、仕事でもあります。そんな風に、プライベートと仕事が混ざっても気持ちよくいられるような仲間や会社の空気が選べたらいいですよね。「この人たちは休日につながっててもいいな」と思えることが大事です。