起業家の奥田浩美さんが提案する、「会社を辞めないという選択」。会社に所属しているほうが、様々な人とつながりやすく、より大きく社会を変えられる可能性を秘めていると奥田さんは言います。あなたの強みを会社で生かすには? 会社を“使って”自分の夢をかなえるには? 書籍『会社を辞めないという選択―会社員として戦略的に生きていく』の中から、明日からすぐに仕事が好きになれる働き方を提案します。

いいことも嫌なことも、すべて「言語化」しよう

(C)PIXTA

 同じ社内のメンバーであれば、お互いに相手のことをわかった気になっていたり、勝手に思いやったりしがちなものです。だから自分のやりたいことを言葉にして説明するということをなかなかしない。不満なこと、嫌なことも自分の心の中だけで思っていたり、せいぜい人に愚痴をこぼす程度で、「何がどう不満なのか」「どういう点が嫌なのか」ということを言葉にしてとらえることもあまりないように感じます。

 やりたいことでも、嫌なことでも、きちんと「言語化」していく。私自身が日頃から思っていることですが、日本人には自分自身をちゃんと言語化して、自分について他人に語るというチャンスがなかなかありません。

 また、現状を把握して周囲に伝えるために、数値化する習慣も身につけてください。漠然と「これをやりたい」とか「これは嫌だ」と言うのではなく、一つひとつを分解・分析し、「どんな理由で、その中の特にどういうことをやりたいのか」「どの部分が、なぜ嫌なのか」を適切な言葉で表現していくことで、ものごとを正確に、クリアに認識できるようになるからです。