起業家の奥田浩美さんが提案する、「会社を辞めないという選択」。会社に所属しているほうが、様々な人とつながりやすく、より大きく社会を変えられる可能性を秘めていると奥田さんは言います。あなたの強みを会社で生かすには? 会社を“使って”自分の夢をかなえるには? 書籍『会社を辞めないという選択―会社員として戦略的に生きていく』の中から、明日からすぐに仕事が好きになれる働き方を提案します。

“1万分の3”の共通点を見つけよう

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 人間というのは、お互いに共通点も相違点もあり、それが交わりながら仕事をしていくものです。そこで私は、共通点があれば儲けものだと思いますし、できるだけ共通点を見つけてわかり合おうとしたい。「社会を変えよう。そのために会社を変えよう」という大きな話をしているというのに、すぐ隣にいる社員同士がわかり合おうとしないままでは、会社が変われるわけはないと考えています。

 例えば人間が、1万粒くらいの小さな点でできていると考えてください。私と誰かとの間で、この1万粒が完全に一致することなどもちろんあり得ません。けれど、わかり合うための共通点なんて、ほんの少しでいいのではないでしょうか。もし1万粒のうち3粒でも共通点があったら、それが十分、会話を生むきっかけになります。そして、どんなに自分とは違うと思う相手でも、探せば3粒くらいは共通点が見つかるものです。