男性に香りで自分を印象付けるテクニック

 フレグランスのつけ方のコツについて、麻生編集長がありがちな間違いを教えてくれました。それは両手首の内側に付けてこするというもの。

麻生:このように(両手首の内側に付ける)つける方が多いですが、香りをつけたら放っておくこと。強くつぶすのはNGです。

「両手首の内側に付けてこするのはNGですよ!」

町田さん:最初は足元にスプレーして、一日過ごすことをお勧めします。すると香りとの付き合い方、距離感がわかってくると思います。フレグランスにはアルコールが含まれるため、洋服や革小物につけるとシミになることもあるので注意してくださいね。

 食事につけていくなら腰から下がおすすめ。香りは下から上に上るので、食事が終わって席を立つと、ふわっと香り立ち、素敵な演出ができます。ありがちな失敗としては、耳たぶの裏につけること。体温が上がって香りが強くなり、食事の邪魔になってしまうことも。

麻生:意中の男性に香りを印象付けるテクニックもあります。会食のとき、ストールやコートに香りをつけておきます。そして、会計時などそれを着る際、男性にちょっと持っていてもらうんです。するとふわっと香りが立ち上ります。

講師の町田淑江さん(ザ・ギンザ広報)

女性のフレグランスは男性目線でどう映るか?

 では、男性目線で考える、オフィスで仕事に役立つフレグランスとはどんなものでしょうか? ザ・ギンザ執行役員の桑元さんによれば、「ビジネスシーンでは、ほのかに香るのがポイント」といいます。

桑元さん:フレグランスは、相手にポジティブな印象を与える手段の一つですね。香りと記憶は非常に密接な関係があり、視覚や聴覚に比べて感情を伴う記憶だといわれています。

 私の印象に残っているのは、名刺交換の際の香りです。さわやかで透明感のある香りがした方は、清潔感があって素敵だなと思ったことを覚えています。また、ほのかにスパイシーでオリエンタルな香りがした方のことも覚えています。このときも香りが強すぎず、嫌味がなかった。

 ビジネスシーンに合った、さりげない香りは、直感的にその人の知性や個性まで感じさせてくれます。仕事で大切なのは人と人とのつながり。相手にポジティブな印象を持ってもらえることで、ビジネスにおいても良い結果へ結びつくのではないでしょうか。

麻生:香りをつけることでオーラをまとい、イメージした自己を実現できるということですね。

講師の桑元淳さん(ザ・ギンザ執行役員 営業推進部長)

フレグランスを気軽に楽しもう

 とはいえ、フレグランスに対して気負わず、気軽に楽しんでほしいという桑元さん。ちなみにセルジュ・ルタンスでは、自分のイメージに合った香りを選べるサイトがあるそう。気になった方は参考にしてみてください。

「香り探しの旅へ」http://www.sergelutens.jp/travel/

三つの質問に答えるだけで、自分に合った香りを選んでくれる。

 香りとの付き合い方は人それぞれ。好みやその日の体調、TPOに合わせて香りを選んで、素敵な自分を演出したいですね。店頭では、一瞬で心を奪われたり、実際につけて試してみたり、香りとの出合いを楽しんで。

文/越智理奈 写真/清水知恵子