府中の魅力は「ものづくり」と「癒し」

府中市名物の備後府中焼きPRマスコットキャラクター「ミンチュー」も参加

 この日、プレゼンテーションの場にいらしてくれた府中市地域おこし協力隊の守屋綾子さん、有光梨沙さん、府中市役所 建設産業部 監理課 主任主事の小川美佳さんの三名はUターン、Jターン、Iターンを実際経験したLOCOガールの先輩でもあり、また移住する女性の支援に携わっています。

府中市の市役所に勤務している小川美佳さん

 小川さんは生まれも育ちも府中市で、市役所に勤めて15年目。「ちょっぴり田舎だけどちょうどいい」とふるさとを称する小川さんから見た府中市のウリは「ものづくり」の街であること。

 いま、府中市の名物として売り出している府中焼き(お好み焼き)や、府中味噌に府中家具のほかラジコンヘリコプター、ラバータイル製造など多くの産業をほこる府中市は共働きが多い街としても知られており、子育て環境の影響も大きいと語ります。

 子育てに関しても、早朝保育や延長保育に対応した保育所や病後児保育施設など子育て支援の施設が充実しているため待機児童はゼロ。

 また、タンスなど家具の製造が盛んな木工の街ならではの「木育」に力を入れていて、小さなうちから木のあたたかみに触れ豊かな心を育もうという試みも。子どもたちにも同じように府中を愛してもらいたいという想いが伝わってきます。

府中市の隣町出身で、Jターンしてきた有光梨沙さん(写真中央)

 府中市の隣町、世羅町出身の有光さんは昨年まで東京に住んでいたJターン組で府中市をオススメするキーワードは「充実のオフ環境で自分をチャージ」。

 電柱が地中化された町並みは夜ライトアップされるととても綺麗で歩くだけで気持ちが解放されるとか。また、車で10分足らずで温泉が楽しめるので仕事の疲れを引きずらず リセットできるのも魅力だそうです。

 世話焼きな近隣の人たちがお米や野菜をくれたりと親戚のように付き合ってくれ、濃い人間関係ができていると充実の表情でした。

自分が変わるきっかけをくれた場所

府中市地域おこし協力隊の守屋綾子さん

 守屋綾子さんは地元である千葉県船橋市で暮らす中で、「このままの生活でいいのかな?」と迷い、生き方を見つめ直したいと感じていたときに地域おこし協力隊の制度を知り、2年ほど前に府中市に移住してきました。

 現在は「あなたの新しい一歩を応援」をモットーに地域のイベントに参画したり、地元の人々と作ったNPOアルバトロスという団体で深刻化する空き家問題に取り組んでいます。

 地域おこし協力隊としての任期はあと半年だけど今後も住み続けたいと考えている守屋さんは「何かを変えたいと思って移住したけど、場所を変えただけでは変わりきれなかった、自分自身が変わる必要があると府中市の人と接して気づいた」と自らを省みると同時に「新しいことに挑戦したい」という人の応援をしたいという展望を掲げています。また、地域おこし協力隊のメンバーも随時募集中とのこと。

 府中市の魅力を探れるLOCOハンツアーは9月10、11日に開催される予定です。「一度府中市に遊びに来てください!」という大歓迎のムードの中、プレゼンテーションは幕を下ろしました。

文/真貝友香 写真/古立康三