20代でも老眼になる時代

 続いてのテーマは、20代でも起こりうる「スマホ老眼」。目にはピント調節機能がありますが、これを支配しているのが自律神経です。

 「遠くを見るときには気持ちが高ぶった状態に働く交感神経が、近くを見るときにはリラックスした状態に働く副交感神経が作用します。ところがスマートフォンやパソコンを見すぎると、近くを見ているのに緊張状態が続いて自律神経が混乱してしまい、疲労が蓄積してピント調節機能がきかなくなってしまうんです」(東原さん)。

 飯島さんもスマホを長時間見たり台本を読んだりと、知らず知らずのうちに目を酷使してしまいがちだとか。そんなときは「視線をはずして遠くを見たり、目を休める時間をつくったりするようにして」と東原さんからアドバイスがありました。

 一方、加齢による老眼は「残念ながら休ませれば回復するものではありません。遠近両用の眼鏡やコンタクトレンズで目の屈折を矯正すると、疲れを軽減できます」と東原さん。老眼を我慢すると、残されたピント調節機能が酷使されて体調不良にもつながるといいます。

 遠近両用コンタクトレンズは、周りに気づかれずに使えるのが女性にうれしいところ。1枚のレンズに「遠く」「中間」「近く」と異なる度数が配置されています。「最初は慣れないかもしれませんが、だんだん脳が適応して、数日で近くも遠くも楽に見えるようになります」(東原さん)。

シードの遠近両用コンタクトレンズのイメージキャラクターを務める飯島さん
シードの遠近両用コンタクトレンズのイメージキャラクターを務める飯島さん

 シードの遠近両用コンタクトレンズのイメージキャラクターを務める飯島さんも愛用者。初めて着けてみたとき、「こんなに世の中がきれいだったのか!」と驚いたそうです。「ゴルフに行ったら、遠くに打ったボールも手元もよく見えて。老眼鏡を取り出すときのような抵抗感もないし、本当に便利です」