シミ4種類の効果的な対処法

 ただ、ケアをしていても出てきてしまうのが、シミ。シミには種類があり、それぞれにケア方法が異なります。

 一般的にシミは、

(1)老人性色素斑(日光性黒子)……日焼け、加齢が原因で頬骨のあたりに丸くできる
(2)雀卵斑(そばかす)……頬や鼻を中心にちらばるように現れる
(3)炎症後色素沈着……ニキビ跡や虫刺されなどの傷跡が残ったもの
(4)肝斑……頬骨あたりに左右対称に現れるシミ

 この4つに分類されます。

 「老人性色素斑とそばかすの見分け方ですが、角が尖っていて、小さいものがそばかす、角が丸いのは老人性色素斑です。老人性色素斑はサプリメントや美白化粧品やレーザーも効きますし、実は“ケアしやすいシミ”なんです。そばかすは遺伝による要素が大きく美白化粧品が効かないものが多いため、ビタミンC、Lシステインを含むサプリメントを内服しましょう。炎症後色素沈着は炎症を抑えるのが先決ですので、美白作用のあるトラネキサム酸入りの薬用化粧品を使いましょう。肝斑はトラネキサム酸の内服が効果的です。肝斑はこすりすぎによっても現れますので、マッサージローラーをかけすぎたり、マッサージで強く押しすぎたりするのも禁物です」(小西さん)

 さらに、美白化粧品の塗り方にもコツがあります。

 小西さんによると、まず美白美容液などを気になるシミの部分になじませ、両手を10回ほどこすり合わせて温めて、美容液を塗った部分に5秒ほど手を置くと効果的なのだそう。さらにもう一度美容液を塗り、再びハンドプレスがおすすめ。「重ね塗りとハンドプレスで美容液の浸透効果を高めましょう!」。

 透明感のある白肌を目指す、大人のスキンケアといえば、「トランシーノ薬用スキンケアシリーズ」。トランシーノのブランド統括を担当している倉本さんによると、2014年には「トランシーノ薬用スキンケアシリーズ」が誕生し、肌の内側からは医薬品、外側からはスキンケアでシミに対するケアができるようになったのだそう。

第一三共ヘルスケアマーケティング部の倉本菜々子さん
第一三共ヘルスケアマーケティング部の倉本菜々子さん

 「特に『美白シートマスク』は“肌の明るさを実感できること”にこだわり、美容液約65回分の美容成分を配合。1回使っただけで効果を実感していただけると思います。日焼け後の応急措置や、お出かけの日の朝マスクとしてもオススメです」(倉本さん)

 忙しい毎日の中でも、日焼け止めと美白化粧品を上手に取り入れることを忘れずに、輝く毎日を手に入れたいものですね。

◆変更履歴:公開内容を一部変更しました。(2017年6月28日)

文/三浦香代子 写真/竹井俊晴、辺見真也