気になる費用や病院の選び方を解説

 セッションの終盤には、「青山アール矯正歯科 大阪院」歯科医師の上田桂子さんも加わってQ&Aが行われました。

「青山アール矯正歯科 大阪院」歯科医師の上田桂子さん
「青山アール矯正歯科 大阪院」歯科医師の上田桂子さん

 ご自身も歯列矯正をされているという上田さんは、実際にマウスピースを付けている様子を披露してくれました。上田さんの口元にカメラが寄り、マウスピースを取り外すと、その目立ちにくさにワッと驚きの声が会場から上がりました。見た目にも分かりづらく、違和感もないとのこと。

 榎戸さんからの「どうして歯列矯正をされようと思ったのですか?」という質問に対しては「歯並びが悪くて、自分自身ネガティブになってしまうことがありました。榎戸さんのようなきれいでかわいい笑顔でいられるっていいですよね。そういうことから仕事の幅や、人とのつながりが広がって人生も開けていくんだと思います」とコメント。

歯の健康を守るための多くのヒントが伝えられたセッション
歯の健康を守るための多くのヒントが伝えられたセッション

 気になる費用については、「一般的には、表側矯正の平均が80万円前後、マウスピース型が100万円前後で、裏側矯正が120万~130万円前後だと思います」と佐本さん。治療方針は、口の中を実際に医師が見てから判断することになるそう。支払い方法には、分割払いやローンなどもあり、「その方その方に合わせたプランをご用意しています」(上田さん)とのこと。

 クリニックと医師の選び方についても、ポイントが紹介されました。

 「歯並び専門で開業されている先生には、それなりの技術は担保されていると思いますし、その中で、7~8年修行しないと取れない日本矯正歯科学会の認定医を持っているかも一つの基準になるかもしれないですね」(佐本さん)

 「矯正は長い治療になりますので、自分と先生のフィーリングが合うのか、話しやすい先生なのかも大事ではないかと思います」(上田さん)

 最後は歯磨きについて、今日から実践できるポイントを上田さんが紹介し、セッションは幕を閉じました。

 「皆さん普通に歯ブラシをされると思うんですけど、歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れが取れないので、フロスをセットで使うのが大事かなと思います。歯並びがよくても悪くても、虫歯の予防になります」(上田さん)

文/飯田 樹 写真/中村嘉昭