3人とのお付き合いが進行中、本命は

 「私はこの年齢なので、一目ぼれを求めたりはしません。第一印象が悪くなくて、生理的に嫌でなければOKです。何度か会っているうちにきっといいところが見つかりますよね」

 謙虚でオープンな心構えですね。実際、多くの男性とデートできているようです。ただし、相手の「いいところ」と同時に「おかしなところ」も見つかってしまいます。

 「56歳のバツイチ大学教員は私のことが大好きだと言ってくれています。でも、結婚はこりごりで二度としたくないのだそうです。じゃあ婚活サイトに登録するなよ、と言いたくなりますよね(笑)」

 1年ほどお付き合いが続いたのは、2歳年上の銀行員の哲也さん(仮名)。圭子さんがいろいろ料理を作ってあげたところ、好き嫌いをせずにおいしそうに食べてくれました。

 「残さずにキレイに食べる人は性格が良くて健康的だな、と思います。それでますます好きになったのですが、どうしても苦手なところがありました。外で歩いているときに肩を組んだり体を触ったりしたがることです。とても恥ずかしいからやめてほしいとお願いしても、『君が住んでいるこの町で僕の知り合いに見られる可能性なんてないので大丈夫』と言い返されて……。最近は連絡を取っていません」

 個人でコンサルティング会社を経営している大輔さん(仮名)は1歳年上のバツイチ。結婚願望もあるそうです。

 「誠実で優しくていい人です。でも、話がちょっとつまらない(笑)。せっかくおいしい鉄板焼きをごちそうしてもらっているのに、オバマ政権やらTPPの話ばかりをずっとしています。『君と話しているとすごく楽しいよ』と言ってくれるのですが、私の話を聞いてくれることはありません」

 また、平日のデートなのにこんなことを言われたそうです。「『今日はうちに泊まっていきなよ』と何度も誘ってきたりします。女性は着替えの用意が必要なんです。明日も同じ服と靴で出勤しろ、というつもりなのでしょうか。スットコドッコイだな、と思いました」