話題の連載「もしもドラえもんの女性キャラが現代のキャリアウーマンだったら」略して「もしドラ」第2回は、しずか、ジャイ子、ドラミはいったん脇に置き「ちょっと困った」文化系男子――名付けて「のび太系男子」の生態をお届けします。

あなたの周りにも、いるかも? イラスト/田中小百合

 あなたの職場の30~40代男性に、こんな人はいませんか? 普段の言動を思い出してみて、当てはまるものをチェックしてください。

●言動編
独身である
親分肌がこれっぽっちもない
部下や後輩に嫌われることを恐れている
強い語調で指摘すると、その人の年齢に関係なく傷ついた顔をする
自慢話より、自虐ネタや失敗談をよく披露してくる
マンガやアニメに登場する「名言」をよく持ち出す
「すごいですね」と言うと尋常でなく喜ぶ
「少年っぽいですね」と言うとまんざらでもない顔をする

●文化的嗜好編
「体育会系」というよりは「文化系」である
以下いずれかの映画を心の名作にしている
「スタンド・バイ・ミー」「フォレスト・ガンプ」「ショーシャンクの空に」「レオン」、岩井俊二作品(「花とアリス」「リップヴァンウィンクルの花嫁」など)
以下いずれかの映画のヒロインについて、物申したいことがたくさんあるようだ
「エターナル・サンシャイン」「(500)日のサマー」「秒速5センチメートル」「モテキ」
蒼井優が好き。または「蒼井優が好きと言っている自分が好き」っぽい
20年来、ミスチルファンである
ヤンキー文化やEXILE的なものをバカにする
マンガもしくはゲーム(スマホゲームを除く)が大好きで、結構な時間とお金を使っている
なんだかんだ言って村上春樹は割と読んでいて、割と好き

 言動編・文化的嗜好編の両方に五つ以上ずつチェックが付いた人は「のび太系男子」の可能性が高いので、取り扱いに注意してください。

 「のび太系男子」とは、私が「ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代」という本の中で提唱した造語です。彼らは幼い頃に読みふけった「ドラえもん」に登場するのび太を、「競争や争いを好まない、心優しい平和主義者」として好意的に受け取り、潜在的なロールモデル(生き方のお手本)にしています。