しずかタイプの存在意義とは

 しずかタイプの存在意義は「誰かの心の支え」です。自分自身の突出した能力で他人を威圧するのではなく、他人のポテンシャルやモチベーションを巧みに引き出す役回り。男女問わず、職場にもそういう人がいますよね。部の潤滑油であり、ムードメーカーであり、秀逸なサポート役のあの人です。優秀な上長は、しずかタイプのメンバーがいてこそチーム全体の業績が良くなることを知っています。

 しずかタイプは、心が弱ったパートナーに自信を与えたり、ボロボロになるまで仕事で戦ったパートナーをさまざまな方法で癒やすのが得意です。普段弱虫ののび太が一念発起して頑張るのは、多くの場面において「しずかのため」。そして、のび太はしずかがいないと生きていけません。

 しずかタイプは母性の強さや面倒見の良さも持ち合わせているので、「自分が世話をしてあげなきゃ」という義務感が健全な形で生かされます。観葉植物をたくさん育てたり、ペットを飼って大事にしたり。その延長に「のび太」がいる……とするのは少々失礼な話ですが、のび太側からすれば、大事に世話をされるのなら、感謝しかないでしょう。