ドラミ女子の能力が生かせる場所は

 もしあなたがドラミ女子で、満たされない気持ちを抱えているなら、今足りていないのは自尊心かもしれません。しかし、現在働いている会社でそれを満たすのは、労力がかかり過ぎるでしょう。だいたい、前時代的な考えに染まったオジサン社員たちを、一人ひとり啓蒙する時間や気力なんて無駄の極み。人生の時間は有限なのです。そこで、仕事以外に自分が「生かせる」場所に参加してみてはいかがでしょうか。

 非営利団体のボランティアや自然保護活動など、世の中には、ドラミ女子のような「頭のよい人」が関わることで、多くの人を幸せに導く仕事が、山のようにあります。言うまでもありませんが、「ボランティア」が自己満足などと皮肉られる時代は、とうに過ぎました。

 あなたの高い能力を、たった一つの会社だけにささげるなんて、社会的損失だと思いませんか? 会社があなたの能力を持て余しているなら、なおさらです。ライスワークとライフワークを、明確に分けて考えるのもありではないでしょうか。

 もう一つ。隙がなさすぎて人に煙たがられることに悩んでいるタイプのドラミ女子は、今までやったことのない活動にチャレンジしてみることをおすすめします。マラソンやクライミングなどのスポーツ、野球やサッカーの観戦、ロックフェスや深夜のクラブイベント。今まで敬遠していたベストセラー作家の本、行ったことのないはやりの場所、食べたことのない料理へのチャレンジ。あまり気が進まなくても、何やら盛り上がっていそうな場所や流行に、えいやと飛び込んでみるのです。

 なぜなら、あなたに「隙がない」のは、頭が良過ぎるあまりに自分が置かれている環境を正確に把握し過ぎているからです。