自己評価が低い、悩める「ドラミタイプ」

コメントの分量がダントツだったドラミタイプ イラスト/田中小百合

*ドラミタイプについて詳しく解説した記事はこちら→ 「ドラミと『逃げ恥』みくりの共通点 優等生が抱える闇

 健やかなしずかタイプ、迷いなきジャイ子タイプの対極にいるのが、生きづらい優等生こと「ドラミタイプ」です。ドラミタイプと診断された方のコメントは、他タイプに比べてずっと自分語り度が高く、大半の方が“目下悩み中”。どうしようもなく高いプライド、高学歴であるが故の悩み、仕事ができる故の衝突、隙がない故のとっつきにくさ……深刻度・コメントの分量ともに、3タイプ中ダントツでした。

 社会から見たら高学歴かもしれないが、あまり自覚は持てず、そのためか自分を最低限のレベルに設定している。だから、自分より理解力のない人がいるとイラッとする。(29歳、製造、総務・人事・秘書・広報・一般事務・営業事務、既婚/子どもなし)

 客観的にみれば明らかに賢いにもかかわらず、それに自信を持てないのがドラミ女子の真骨頂。それが仕事にも支障を来します。

 周りに比べると高学歴なので、仕事でも悪目立ちしてしまう。(32歳、製造、一般事務、独身)

 職場で上司や同僚に同意できないことがあったら物申します。また、論理的に詰めます。(27歳、卸売・流通、マーケティング、独身)

「論理的に詰めます」! 声に出して言いたい日本語ですね。

 高学歴もしくは学歴への執着、プライド、隙のなさ、生真面目さは、さまざまな局面で不都合を生じさせます。

 大した高学歴でもないが、学歴を捨てきれないところがある。婚活では学歴がかえってあだになっている感じがする。(38歳、保険、一般事務、独身)

 容姿が真面目そうで隙を見せない性格なので、他人からはとっつきにくそうに見える。(36歳、金融、企画・マーケティング・一般事務、独身)

 目標を設定して日々積み重ねて達成するのが無上の喜び。でも、それで周囲から引かれることもある。(36歳、情報通信、マーケティング、既婚/子どもあり)

 元来真面目なドラミ女子たちは、考え込んだ揚げ句人生に迷ってしまうことも……。

 常に正解を探す生き方をしてきてしまいました。正解のない仕事や行動は、不安で仕方がないです。(28歳、製造、マーケティング、独身)

 周囲が抱く自分の印象に自分の意思決定が左右されることが多く、進学時や就職時など人生の決断期に「自分とは?」がよく分からず、苦労しました。(25歳、学術研究・技術サービス、経理・一般事務、独身)

 理系出身だが文理関係なく広く仕事はこなせる。ただ、秀でたものがない。何がしたい、という希望もない。自分はいったい何がしたいのか、何に向いているのか……自問自答している真っ最中。(38歳、製造、研究開発、独身)

 ドラミ女子は、あらゆる悩みをきちんと言語化できてしまう賢さを備えているだけに、余計に生きづらさを自覚してしまうようです。ここで、ドラミタイプと診断された諸先輩方からの言葉も紹介しておきましょう。

 仕事で男性と同等の待遇・立場・自尊心を持つことの難しさは、年を重ねるほど痛感します。(46歳、建設、技術職、独身)

 学歴は無駄に高い、友人少なし。一人が楽。(49歳、卸売・流通、販売・接客、独身)

 考えすぎてうまく立ち回れない、心も体も。(55歳、教育、学習支援、独身)

 達観と諦念ここに極まる、といった感じです。言葉もありません。