貯蓄が1000万円台ならぬ、3000万円以上になったらどんな景色が見えるものなのでしょうか。今回は一人暮らし歴20年で、3200万円もの貯蓄がある女性が登場します。「幸福度は70点。3200万円は、安心材料にすぎないですね」と言う39歳の女性に、3200万円まで貯めてきた過程と、今の気持ちをじっくりと伺いました。

「貯蓄3200万円は安心材料、日々自分を高めるほうが大事」と答えてくれたW・Kさん 写真はイメージ画像 (C)PIXTA
W・Kさん(39歳)
メーカー・研究職
独身、一人暮らし

手取り年収:600万円
貯蓄(投資)総額:3200万円
人生幸福度:70点

――W・Kさんは、39歳で一人暮らし歴が20年、貯蓄が3200万円あるとのこと。お金を貯め始めたきっかけはどんなことだったのでしょうか。

 「新卒で入社した会社で、福利厚生がよく、社内預金の金利が高めだったんです。同期入社の同僚とも、『どれくらい貯める?』なんていう話題が出ていたので、しっかり貯蓄に回そうという気持ちに自然となりました。

 ちなみに、学生時代から一人暮らしで、学費と家賃以外は仕送りがなく、アルバイトと奨学金で賄っていました。出費についてシビアになり、自分の生活費について常に把握していたことが社会人になってからも役立ちました。手取り収入のうち、どれくらい貯蓄に回しても生活がやっていけそうかもすぐに分かったんです。奨学金の返済があったのですが、それを除き、できるだけ社内預金に回すようにしました」

――実際に、どのように貯めてきたのでしょうか。

 「入社して5年目までは、社内預金で月8万円を貯めました。結構な金額なので驚かれるかもしれませんが……最初から8万円に設定していたので自分にとっては当たり前で、特にキツいとは感じなかったんですよね。

 入社5年目を過ぎた頃に奨学金の返済が終わり、収入も少し上がっていたこともあって、月10万円の貯金に増やしました。入社7年目ごろから貯金は8万円にして、2万円を自社株制度に回して、投資をスタートしました。同僚で投資をしている人が多く、私も挑戦してみようと思ったんです。

 その頃、会社で確定拠出年金の導入があり、それをきっかけにFPの資格を取ろうと思い勉強を始めました。お金の仕組みや投資の基本を理解することができて、貯蓄を順調に増やせるようになりました」