2016年7月30日(土)、大阪・西梅田にあるハービスHALLにおいて、働く女性向けのイベント「WOMAN EXPO OSAKA2016」が開催されました。大ホールでは、「あきらめないで自分らしいキャリアをつかむ方法」と題して、ファッションブランド「kay me(ケイミー)」の代表兼リードデザイナー、毛見純子さんによる講演が行われました。

自身の体験から生まれた働く女性向けの洋服ブランド

 大学卒業後、数回の転職を経て、2011年7月、銀座に洋服のブランド「kay me」を立ち上げ、今年の6月には日本政策投資銀行(DBJ)第5回女性起業大賞を受賞するなど、注目を集める毛見純子さん。

「kay me」代表の毛見純子さん。黒地にブルーの花柄が映える自社ブランドのワンピースで登場

 大阪・中津の出身で、幼い頃から呉服店を営むお祖母さんの姿を見て育ったという毛見さんは、早稲田大学卒業後、ベネッセコーポレーションに入社し、学校法人向けの教材を販売する仕事に従事。このとき、自分の会社をつくって、お祖母さんのように自分で責任をもって仕事をしていきたい、という思いが芽生えてきたといいます。そして、経営の勉強をするために、米国系の会計コンサルティング会社とボストンコンサルティンググループに所属。2008年に独立してマーケティングのコンサルティング会社を設立し、2011年にジャージーワンピースのブランド「kay me」を立ち上げました。2015年にはイギリスに法人を設立し、ロンドンを拠点に世界に発信していく計画だそう。

 「kay me」は、「一瞬で華やか ずっとラク」をスローガンに、女性の活躍を応援する仕事服専門のブランドとしてつくられました。洗濯機で手軽に洗えて、メンテナンスに「時間がかからない」、糸も布地もすべてストレッチ素材で「体が疲れない」、芸術的なプリントを使い、立体的なパターンで「華やか」な3つの特徴を兼ね備え、まさに、毛見さん自身が会社員時代に感じていた、働く女性のニーズを凝縮させた洋服なのです。

 すべてクオリティの高い国内生産、決済不要で会社でも試着ができる「オンライン試着サービス」など、買い物に行く時間がない働く女性の目線に立った、きめ細やかなサービスも好評を得ています。

 のべ約3万人の女性から支持を得るブランドに成長した「kay me」ですが、立ち上げたとき、毛見さんはアパレル業界に関して全くの未経験。その壁をどのようにして突破していくことができたのでしょうか。