きれいでなくても自分らしければOK! という人も

 美文字でなくてとも、字は自分らしさを伝える個性と考える人も。お手本のような美文字はハードルが高いですが、殴り書きをせずに心を込めて丁寧に書くことが何よりも大切かもしれません。

◆美文字でなくともお気に入り

「習字で筆と硬筆を10年以上続けていた割には世間一般に美しいと言われる字は書けません。ですので、読みやすい字を心掛けて大きさを揃えたり、用途によって癖を変えたりしています」(35歳、製造・SE)

「きれいな字とは程遠いですが、フォントみたいな字なので自分の字は嫌いではないです」(27歳、商社・営業事務)

「昔から友人に字が汚いと言われますが、それが個性だと思っています」(35歳、その他・一般事務)

「美文字ではありませんが、普段は『分かりやすい文字』と言われるのでそれほど苦労はしません」(37歳、IT・専門職)

 いずれにしても手書きが人に与える印象は大きいもの。「字が汚いとガサツな人間だと思われていそう」と心配する声も多くみられました。手書きが少ない時代だからこそ、大人も意識的に字の練習した方がいいのかもしれませんね。

 次回は「どうやったら美文字になれる?」などをテーマにお届けします。

文/大楽眞衣子 写真/PIXTA

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