大人になって衰えた“元美文字さん”も

 「昔はきれいに書けたのに…」と嘆く元美文字さんも目立ちました。ペーパーレスのこの時代、書く努力を怠ることが字の衰えにつながっているという回答も多数見受けられました。

◆昔はきれいに書けたのに…

「前にペン字を習っていましたが、やめてからだいぶ経ち、癖字が戻ってしまいます。基礎は出来ているのか字を褒められることもありますが、祝儀袋などに筆で書く字はお世辞にもきれいだと言える字ではありません」(42歳、サービス・一般事務)

「子どもの頃に習字を習っていたが、仕事上で速書きすることが増えてきたら下手になってしまった」(37歳、サービス・経理)

「子どものころ習字を習っていたころは入賞するほど字がうまかったが、やめて数年したらあっという間に汚くなった。特に硬筆。急いで書く習慣がつくと下手になる」(37歳、専業主婦)

◆手書き不足で美文字度が低下

年を追うごとに汚くなってきました。年齢による握力低下や手書き不足によるものと思います」(38歳、SE)

「子どもの頃に習字をならっていたものの、昨今、社会人になってからはパソコンばかり使っていて文字を書かなくなってしまい、以前より文字が汚くなってしまったと感じています」(39歳、建設・企画)

(C)PIXTA
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「字はきれいな方だと思っていましたけど、普段パソコンなので急に手で書くと、すぐ疲れるし、『あれ?汚い!』と思います」(40歳、看護師)