空港よりもお得な両替方法とは?

 旅行先で使う外貨は、空港や銀行で両替する人が多いと思います。日本円を米ドルに両替するとき、空港の両替専門店では1ドルあたり約2.5円、大手銀行では約3円の手数料がかかります。1000ドルを手に入れるなら、手数料は2500円~3000円になります。ユーロの場合、手数料は約4円、ポンドは約10円とより高くなります。アジアでは、台湾ドルは約0.5円、韓国ウォンは約0.01円(韓国ウォンはほかの通貨よりも桁数が多いので要注意)です。

 同じ銀行でも、店舗によっては手数料が優遇されることが。大手銀行のなかでも外貨両替を専門にしている店舗では、米ドルで30銭(1ドルあたり)、ユーロで2円(1ユーロあたり)の手数料割引をしています。銀行で両替するときには、割引のある店舗を探していくとよいですね。

 なお、日本で両替するときの手数料は、為替レートに含まれた形でかかります。両替をすると、テレビや新聞のニュースで「本日の為替レートは……」と出てくるレートよりも外貨が高いと感じるかもしれませんが、これは手数料が上乗せされているためです。

 よりおトクに両替するなら、金券ショップという方法があります。米ドルの手数料は1ドルあたり約2円で、大手銀行より1円安くなっています。1000ドル両替するなら1000円の違いですので、ランチ1回分くらいおトクになります。また、700円程度の送料はかかりますが、インターネットで注文して自宅に外貨を発送してもらうこともできます。