クレジットカードで払うのは得なのか

 アメリカやヨーロッパなど、カード払いが普及している地域に行くなら、クレジットカード払いにするのも有利です。クレジットカードを外国で利用する場合、カード会社所定の為替レートで日本円に換算されて請求されます。また、日本円に換算した金額の1.3%~2%(カード会社によって異なります)の事務処理手数料がかかります。仮に1000ドル分のお買い物をした場合、1ドル=100円なら手数料は2000円弱になります。

 クレジットカードで支払う場合、利用代金に応じたポイントがつきます。一般的なクレジットカードでは200円につき1ポイント、つまり還元率は0.5%ですが、還元率が高いカードは2%近くのポイントがつきます。海外でのお買い物だとポイントがアップするカードもあります。事務処理手数料よりもポイント還元率が高いカードでお買い物をすれば、手数料以上のポイントが戻ってくることになるのです。

 ただし、クレジットカードで支払った時の為替レートは、カードの利用データがカード会社に到着したタイミングで決まります。お買い物をした日と、カード会社でレート換算をする日の間に2~4日のタイムラグがありますので、為替レートの変動によって請求額が前後するのは心得ておきましょう。

 ちょっとした工夫で手数料を安くできれば、その分を現地でのお楽しみに充てられますよね。海外旅行に行くなら、両替方法にも注目して、おトクに思い切り楽しんでくださいね。

文/加藤梨里、イラスト/梶塚美帆

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