カードは枚数を絞ろう

 クレジットカードは、できれば2,3枚、多くても5枚程度に絞りましょう。貯めるポイントも、それだけに集中させます。

 2,3枚に絞るといっても、公共料金も払う、電車もよく乗る、デパート、ドラッグストア、コンビニでお買い物もする、と考えるとなかなか絞りにくいですよね。そんなときは、年間の支払合計額で判断します。たとえば、デパートでは夏と冬のバーゲンくらいしかお買い物しない人でも、まとめてたくさん買うなら、年間で数十万円使っているかもしれません。逆に、コンビニには毎日のように立ち寄るけれど、1回のお買い物額が300円程度なら、年間で10万円ほどにしかなりません。それなら、デパートのお買い物が有利になるクレジットカードをまず選びましょう。

 デパートでポイントが貯まりやすいカードでも、もちろんそれ以外のシーンでもポイントは貯まります。1年間で使うお金の合計額が高い費目で有利になるクレジットカードを選び、それ以外の費目もそのカードで払って、ポイントを貯めましょう。デパート用のカードで携帯電話料を支払い、そこで貯めたポイントをデパートで使うなどです。携帯電話用のカードとデパート用のカードをそれぞれ持つより、効率的にポイントが貯まります。

 一見、ジャンルが異なるカードでも、意外なものでポイントが貯まることもあります。エポスカードは、ポイントアップサイトを経由してネットショップや旅行サイトを利用すると、通常還元率0.5%のポイントが最大30倍になります。「お買い物も行くけど、旅行もよく行く」という人は、クレジットカードのポイントも航空会社のマイルも貯めなきゃと思うかもしれませんが、あえてポイントを優先して貯めていくのも手です。

 そして最後にお伝えしたいのが、クレジットカードを作るときにみなさんが陥りがちなこんなワナについてです。