自分で運用してお金を増やす年金です

 確定拠出年金は、公的年金の上乗せ制度の一つです。毎月、一定額の掛金を拠出し、積み立てると同時に自分で運用して増やします。積み立てたお金は、原則として60歳以降に年金として受け取る仕組みです。英語で「Defined Contribution Plan」というので、略して「DC」と呼ばれることもあります。

 一番の大きなポイントは、将来に受け取る年金額が運用成績によって決まることです。国民年金や厚生年金は納めた保険料・加入期間によって受け取る金額が決まりますが、確定拠出年金は積み立てたお金を自分で運用し、その結果が将来の年金になります。

 では、毎月いくら積み立てるのか、どんな商品で運用するのかというと、これは仕事の状況やお勤め先によって異なります。次のページで解説します。