落とし穴1・携帯電話の支払いや分割金に注意

 これまでにローンを組んだことや、クレジットカードの滞納をしたことがなければ、信用情報に問題はないと思うかもしれません。ところが、意外なところで影響するのが携帯電話です。

 携帯電話やスマートフォンを分割払いで購入すると、割賦販売法という法律に基づいてその支払情報が信用情報に登録されます。もし、携帯電話の分割金を滞納すると、その情報が信用情報に登録されてしまうので、次に携帯電話を機種変更しようとするときに分割購入ができなかったり、クレジットカードが作れなかったりすることがあります。携帯電話とカードやローンは別物と思いがちですが、思わぬところで影響を及ぼしてしまうのですね。

 ちなみに、信用情報の対象になるのは端末を分割払いしている場合です。一括払いをしている場合は対象になりませんし、通話料・通信料の支払いは対象になりません。同様の理由で、電気代やガス代なども、仮に滞納したとしても信用情報には登録されません。もちろん、電気会社やガス会社内では滞納情報が管理されます。また、これらの料金をカード払いにしていると、カードの支払いを滞納することになりますから、信用情報に影響してしまいます。