知っておくべき「リスク許容度」とは?

自分のリスク許容度を考えてみましょう
自分のリスク許容度を考えてみましょう

 「損をしても大丈夫かどうか?」の度合いのことを、「リスク許容度」といいます。自分のリスク許容度を知ると、投資をした方が良いかどうかを判断しやすくなります。

 リスク許容度は、高いほどリスクを取れる、つまり株式など値動きの大きい商品への投資を検討できることを意味します。逆に、リスク許容度が低いほどリスクを取れない、つまり預金など値動きの小さい商品への投資を中心に考えることを意味します。たとえば、同じ100万円を投資するとき、Aさんは、「そのうち10万円くらいなら損失が出ても構わない」と思うのに対して、Bさんは「1円たりとも損したくない」と思うとします。このとき、Aさんのほうが、Bさんよりもリスク許容度が高いといえます。

 では、自分のリスク許容度を考えてみましょう。リスク許容度を図るには、おもに(1)年齢・投資期間、(2)収入・貯蓄、(3)投資の経験や知識、(4)性格や考え方、の4点を検討します。