具体的な方法は?

これで作業が効率的になりそう! (C) PIXTA
これで作業が効率的になりそう! (C) PIXTA

 具体的には、立替支払いをして領収書を受け取ってから3日以内に画像にタイムスタンプを押印することで、経理処理に必要な帳簿書類として認められます。ですから、タイムスタンプを押印するためのシステムなどがお勤め先に導入されている必要がありますが(※)、これに対応する経費精算ソフトやクラウドサービスが各社からリリースされています。

 お勤め先でシステムが導入されれば、営業などで外出中に経費を立て替えたとき、領収書をスマホで撮影してシステムに送信すれば、その場で経費精算を完了できるようになります。

 出張管理クラウドサービスを提供する株式会社コンカーの「サラリーマンの経費精算に関する実態調査」によると、会社員が1カ月に提出する領収書は平均で6.5枚。領収書の保管や糊付けなどを理由に、76%の人が経費精算を面倒と感じているそうです。スマホで撮影するだけで精算処理ができるようになれば、雑務が減って本業が効率的に進みそうですね。

※2017年1月1日から適用するには、2016年9月30日までに、企業が国税庁に申請しておく必要があります。