うれしいときは、もっとハッピーに。悲しいときは、そっと隣に。落ち込んだときは、前を向く勇気を。そう、いつだって映画は答えを教えてくれる。働く女子たちをもっと元気にする連載「ビタミンシネマ」。気持ちだけは誰にも負けないと意気込んでも、行動で証明しないと意味がない。映画『ロスト・バケーション』が私たちに教えてくれることとは?

人食いサメに対して何ができると言うのか

 前回(女同士の「面倒くさい」を解決 チームワークのヒント )も、リケジョがゴーストと戦う映画でしたが、今回もリケジョが登場するお話。本作は『ジョーズ』以来の「本格的サメ映画の誕生」として話題を呼んでいます。なぜなら、甘ちゃんの女子医学生がたった一人で、人食いサメと命のやり取りを繰り広げながら成長する映画だからです。ただサメが怖いだけの話だと思ったら、仕事に役立つPDCA(Plan,Do,Check,Action)まで学べますよ。

【ストーリー】
亡き母が教えてくれた秘密のビーチ。そこはサーファーにとって最高の楽園。医学生のナンシー(ブレイク・ライブリー)は休暇を利用し、ついにそのビーチを訪れる。そんな彼女の最高の休暇が一転、恐怖に支配される。1匹の巨大な人食いサメが彼女に襲いかかった――。極限の恐怖にさらされながらも、ナンシーは冷静に生き残るためのプランを練り始める。生存へのリミットが刻一刻と迫る中、彼女が選んだ究極の決断とは――。

上司や先輩は簡単に言ってくれるけど……

気持ちで負けるな!
強気で行け!

 なんてセリフはスポーツだけにとどまらず、社会に出れば嫌というほど聞かされますよね。確かに大きな仕事を成し遂げようとするとき、強い気持ちを持つことは大事です。むしろ気持ちのないものがその仕事を成功に導けるとは思えません。

 でも、気持ちだけで成功できるほど甘くないのも現実です。担当者や責任者が、理想や理念、達成したいビジョンに対して一番強い思いを持っているのは当然だと思います。

 しかし、トラブルや困難に対して、「私がこのプロジェクトのことを一番強く思っています」なんて言ったところで通用しないどころか何も解決しませんし、むしろ状況は悪くなるのがオチです。

 必要なことは、気持ち以上の計画と行動です。

イルカ……ではない……

 さて突然ですが、あなたが海でサーフィンをしていたとしましょう。そこに人食いサメが現れる。助けを呼ぼうにも誰一人いない。スマホもない。何にもない。そんな絶望的な状況になったとき、あなたならどうしますか? どうするのが正解なんでしょうか。