結局人間が1番怖い「クリーピー 偽りの隣人」
最後は邦画から。結局、人間が1番怖いと気付かされる作品「クリーピー 偽りの隣人」です。
ゾンビや幽霊も怖いですが、やっぱりどこか作り物であることを脳が意識するのか「実際はいないから」と思えたら何とかなってしまいます。
でも、相手が人間の場合はどうでしょうか。リアルにその恐怖を感じるので、ある意味ゾンビなんかよりよっぽど怖いです。
話が通じているようで通じていない? 何か勘違いされて逆恨みされている?
そんな人が隣の家に住んでいるとしたら……。
私なら35年ローンを組んだばかりの新築だろうとすぐに引っ越すでしょうね。そのくらいの覚悟と決断がないと大切な人は守れないと本作は教えてくれます。
人間、話せば分かる、話し合いで平和解決できると思っていませんか?
世の中には話が通じないどころか、通じているのに危ない人がいるのです。人間の恐ろしさを痛感できる作品を、ぜひお酒を片手にご覧ください。
「クリーピー 偽りの隣人」観賞にオススメのお酒 「とにかく強いやつ」
香川照之演じる偽りの隣人がとにかく怖過ぎるので、軽いお酒では追い付かないです。強めのお酒をぐいっといって対処してください。
***
お酒と共に楽しみたい、夏の怖い映画をご紹介しました。眠れない夜のお供に、ぜひ3作品をご覧いただければと思います。
それではまた。ご存じ、ゆうせいでした。
文/永井勇成 写真/PIXTA