働く女子たちをもっと元気にする連載「ビタミンシネマ」。ガツガツ仕事をするのもいいけれど、ほっこりで充電しておくことも大切なのでは? フルスピードで走るだけじゃなく、たまにはゆっくりとした時間も楽しんでみてはどうでしょうか。

ガツガツ仕事をすることが幸せへの近道だと思っていませんか?

顔は怖いけど優しさの塊みたいなマスターが最高。(C) 2016安倍夜郎・小学館/「続・深夜食堂」製作委員会

 普段ガツガツと仕事をしていて、家に帰っても仕事、休みの日でも仕事をしてしまうことってあると思います。それって、仕事に追われているというよりも、仕事が好きすぎるんですよね。

 本作に登場する深夜食堂こと「めしや」のマスターやお客さんを見ていると、ひたすらがむしゃらに走るだけが解決策じゃないってことをもう一度教えてくれます。

 仕事が好きなのは素敵なことだと思いますが、仕事をしていないときの自分も大事にしないと、ため息でスマホの画面が曇ることになりますよ。

 そもそも、自分がガツガツやってる仕事のうち、実は今日やらなくてもいいものだったり、部下や後輩でも対応できるものだったりしませんか?

【ストーリー】
マスターの作る味と居心地の良さを求めて、夜な夜なにぎわう“めしや”で起きる物語。客の範子は喪服を着るのがストレス発散という変わった趣味を持っている。だが実際に葬式をすることになり、そこで知り合った男に惹かれて…。
父親を亡くした近所のそば屋の息子・清太は母親・聖子との関係に頭を悩ませつつ、年上の恋人・さおりとの結婚を考えていて……。
お金に困った息子に呼ばれて田舎からわざわざ出てきたという夕起子は、息子の知人という人物に大金を渡してしまう。騙されたのではと周囲は心配するものの、本人はどこか気にしていない様子……。

自分がやらなきゃダメだと思ってるのは自分だけ

このシーン、劇場がひとつになって笑いが起きるでしょう。(C) 2016安倍夜郎・小学館/「続・深夜食堂」製作委員会

 「この仕事は難しいから」とか、「クライアントが信頼しているのは自分だから」とか、結局のところ全部自分でやっていませんか?

 本当は誰かに任せられたら……と思っていながらも、引き継ぎや説明する時間で自分なら完成できるからと考えてしまう。

 たしかに説明って面倒です。相手に伝わらなかったら本当に無駄な時間を過ごしたと思いますし、一から十まで説明しなくても途中で全体を汲み取ってくれよとも言いたくなります。

 そもそも自分は誰からも教えてもらってないし、あなたも自分で調べて理解して、って……。そんなのエゴだってわかってるけど、それを飲み込むくらいなら全部自分で仕事した方がいいなんて思う気持ち、痛いほどわかります。

 しかし、冷静に考えれば意外と簡単で、部下や後輩に任せても何も問題ないことが多いわけです。そして、もっと言えば、任せないといけない。足りていないのはコミュニケーションだということもわかってる。

 でも、コミュニケーションしている間に仕事が終わるんだよってエゴとぶつかっている。