出会いやデートの機会はあるのに…

 麻里絵さんには、男性との出会いやデートの機会はあるようです。しかし、せっかくのチャンスにも、関係を発展させることがいつもできません。その第一の原因として麻里絵さんが考えているのは、「色気のある会話」や「ムードづくり」ができないことです。そしてそれができる人たちは異性をどんどん落としているように見えるため、なんだか損している気分に陥っているのでしょう。

「核心」と「周辺」

 相談文の中で、「ムードづくりや色気のある会話」と対比的に挙げられているのが、「友だちのような雰囲気や当たり障りのない会話」です。麻里絵さんにとって前者が「核心」だとしたら、後者はその「周辺」と言えます。それなりにデートが盛り上がっても、麻里絵さん的には「周辺」を無駄にぐるぐる回っただけだという感覚があり、小さな敗北感のようなものが残るのだと思います。

 麻里絵さんはどうやったら「核心」に踏み込むことができるのでしょうか。

「周辺」を無駄にぐるぐる回っただけだという感覚の麻里絵さん……
「周辺」を無駄にぐるぐる回っただけだという感覚の麻里絵さん……