リスペクトの欠如による弊害

リスペクトの欠如がもたらすもの

 例えば、もしもあゆみさんが、リスペクトに欠けたままで若林とデートに行ったらどうなるでしょうか。

 男性の序列を見た目のかっこよさで決めているあゆみさんにとって、若林の持つ魅力や価値は珍重すべきものではありません。すると、若林と過ごす時間の価値も、あゆみさんの中で不当に低く見積もられることになります。価値の低い時間を過ごすことは、あゆみさん自身にとってそれほど楽しいことではないでしょう。

 一方、若林は鋭いので、彼女が自分をちょっと下に見ていることをすぐに察知するはずです。若林からしたら、好意を寄せてくる割には自分への扱いが雑なうえに楽しくなさそうだし、そもそもこの人なんで俺と一緒にいるんだろうか……と不審に感じるのではないでしょうか。

相手の価値を低く見積もると…

 もちろん、このデートの話は我々の想像に過ぎません。しかし、相手の価値を低く見積もるとその人と過ごす時間の価値もそれに応じて低くなるということは、押さえておいて損はないのではないかと思います。

 あゆみさんの場合、面白い人が好きなのに、“男の序列は見た目のかっこ良さで決まる”という価値観で生きているため、“自分は贅沢を言っているわけじゃない”という意識が生まれ、それが若林へのリスペクトの欠如につながっています。リスペクトの欠如は、必ず相手に伝わります。

 つまるところあゆみさんにとって大切なのは、理想の相手を諦めることや妥協することなどではなく、好きになった相手に対するリスペクトの気持ちを持つことではないかと我々は思うのです。

 そこでここからは、若林へのリスペクトの気持ちが自然に湧き、彼と付き合える確率が高まる方法を紹介します。