理想は「射程距離まで近づき、向こうから言い寄られる」こと?

 それでは、カナさんは一体どうすればいいのか。ここまでいろいろと述べておいて肩すかしを食らわせるようですが……結局のところ「オーソドックスにアプローチするしかない」というのが我々の回答になります。

 カナさんが問題視している“パターン”は、ファン的マインドが生み出しているものでした。その中で理想とされる展開は、おそらく「射程距離まで近づいてみたら、向こうから言い寄ってきた」という形になるかと思われます。つまり、自分から「飲み会をする」「お店に通う」といったアクションは起こすけど、仕掛けてくるのはあくまで男性側……というのがカナさんの中にあるイメージでしょう。

 しかし、残念ながらそれでは恋人候補にエントリーしたことにはなりません。それどころか、ビジネスライクな関係のままだと、向こうにしてみれば「大切なお客さんを失う」「仕事に支障をきたす」というリスクが伴うわけで、アプローチを仕掛けてくる確率は必然的に低くなるはずです。