睡眠の基本知識をお届けしてきた本特集。いよいよ本特集の核心に迫る、仕事の生産性を高めるための睡眠術をご紹介します。「疲れたから」眠るのではなく、「日々のパフォーマンスを上げるために」眠るテクニックを作業療法士の菅原洋平さんにお聞きしました。

特集「仕事がはかどる睡眠術」目次
(1)ぐっすり眠れてる? 自己流はNG! 眠りの常識ウソ・ホント
(2)夏の快眠ワザ6つ エアコンはつけっ放しにしてOK?
(3)寝ながらできること4つ 眠りの力を使って勉強や減量
(4)トイレ仮眠でもOK 午後の仕事がはかどる戦略的睡眠(この記事)
(5)3つのタイプ別・睡眠トラブル解決法 あなたはどれ?(8月29日公開予定)
(6)アンケートで分かった! 読者の睡眠のリアル(8月31日公開予定)

眠気だけを取る「戦略的仮眠」で、午後もフルパワーで動ける

脳の情報は、目を閉じることで整理されるのです イラスト/森のくじら

 決まった時間に起きる睡眠サイクルが確立できたら、次は睡眠を仕事の生産性向上に生かしてみましょう。

 睡眠の質・量ともに十分な人でも、起床後8時間後(朝6時起きの人なら午後2時)と、22時間後(朝6時起きの人なら明け方の4時)は、生体リズムで眠くなることを「睡眠は時間より質が大事? 眠りの常識ウソ・ホント」でお伝えしました。

 明け方4時は、多くの人が眠っている時間帯なので問題ありませんが、午後2時は仕事中の人がほとんど。眠気をコントロールする方法はあるのでしょうか。

 「戦略的に仮眠を取ることをお勧めします。これは不足している睡眠を補う目的ではなく、午後の集中力をキープするためのもの。そのためには4つのルールがあります」