いざというときに役立つ! 防災できる服飾アイテム

 外出時のおしゃれに次の3つのアイテムを取り入れれば、いざというときに身を守ることができます。

大判のストール

 粉じんによる汚れの防止・マスク・包帯・日よけ・ブランケット・避難所での間仕切り代わりなど、災害時に役立つ便利アイテムです。

外出時のおしゃれに取り入れてみて イラスト/尾崎悠子
外出時のおしゃれに取り入れてみて イラスト/尾崎悠子

リュックサックやショルダーバッグ

 両手が空いていると、身の安全を確保しやすくなります。勤務先の規定で上記のバッグを使いづらい場合は、小さく畳んで携帯できるエコバッグタイプのものを持ち歩きましょう。

フラットシューズ

 災害時には、高層階から階段で下りたり、長時間歩いたりする可能性もあります。万が一の事態を想定し、日ごろから歩きやすい靴選びを心掛けておくと安心です。

 しかし、どんなに動きやすい服装をしていても、無事に帰宅できるようになるまでは会社など安全な場所にとどまるのがおすすめです。道路が人で埋まってしまうと救急車や消防車が通れなくなるため、救命活動の妨げになりかねません。無理な移動は控えましょう。

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 いつもの暮らしに少し手を加えておくと、いざというときに自分の身を守ることができます。「もし今、大きな揺れが来たら?」と危険をシミュレーションする習慣を付けておきましょう。

文/華井由利奈 イラスト/尾崎悠子

※出典/「東京防災」「東京くらし防災」

この人に聞きました
■危機管理教育研究所 国崎信江さん
■東京都総務局総合防災部 防災管理課
■東京地下鉄