黒はフォーマルではなく「喪」である

 でも、実はそれは逆効果。黒はフォーマルというより「喪」を表す色であり、印象としては「シャープ」「モード」。意図せずとも、相手に威圧感を与えてしまう色なのです。

 さらに、シミやほうれい線といった「顔中の影」を拾って誇張するという恐ろしい効果も……!

おすすめのカラーは断然明るめ

 初対面の相手に明るくはつらつとした印象で「よろしくお願いします!」というメッセージを伝えたいなら、断然、顔映りのいい明るめカラーのジャケットをおすすめします。明るい色は、写真撮影の時に使う「レフ板」と同じ働きで、肌をトーンアップ! 決して大げさではなく、ジャケットを明るくするだけで「メイク、変えた?」と言われるくらいの違いが出るんですよ。

 ライトベージュ、ライトグレー、オフホワイトなどがオススメ! 「仕事柄、やっぱりダークカラーが必要」という人は「誠実」「信頼」という柔らかな印象を演出するネイビーを選びましょう。

明るいカラーと黒では印象が違います 写真はイメージ (C)PIXTA
明るいカラーと黒では印象が違います 写真はイメージ (C)PIXTA

<今春買い! のジャケットの条件2>脱テーラード! ノーカラーで柔らかなきちんと感を

 ジャケットといえば、メンズのジャケットと同じ、しっかりと襟が付いたテーラードタイプをイメージするかもしれません。

 でも、このテーラードジャケット、必要以上に平凡な印象をつくってしまっていることも多いようです。

 また、「本当はもっと自然体でリラックスした雰囲気で話したいのに、ジャケットを着るとちょっと肩に力が入っちゃうな」という場合も、「脱テーラード」を試す価値ありです。