1. 定例の方針説明会議の装い

<みなみさんによるポイント解説>

 性格タイプをチェックすると、竹原さんは献身的で思いやりを大切にする「ソフトフェミニンタイプ」。(4種類のタイプが知りたい人は→「あなたはどのタイプ? 4つの性格タイプファッション」)。人の上に立つ立場となっても、サポート役に回りながらリーダーシップを発揮していくのが得意な方です。このタイプの方が黒を着ると、本来はチャームポイントであるはずの“繊細さ”が、強い色である黒の対比によって“弱々しさ”と印象づいてしまうことがあります。猛々しい崖の上に咲いた小花のように、はかない存在に見えてしまうのです。実際、「強く見せたい」と黒を着ることで逆効果になっている女性はとても多く見られます。

 竹原さんにまずおすすめしたのは、優しさという魅力をそのまま伝える淡いピンクベージュのジャケット。美容業界で活躍する方ならではの陶器のように美しい肌色が明るく映える色です。また、ウエストが細い体型が活かせるよう、短め丈のデザインを選んでいます。襟のデザインはノーカラーVネック。テーラードより硬くなく、ほどよいクラス感を出せるデザインとして、「きちんと感」を表現したい女性にはおすすめしています。

 ジャケットの中に着たパウダーピンクのブラウスは、袖がレースデザインのものをチョイス。デスク作業などでジャケットを脱いだときにも“1枚で決まる”華やかさがあります。

 ボトムスは、竹原さんがもともと持っていたグレー地のストレートスカート。「ひざが3分の2隠れる丈」がオフィスでなじむスカート丈の黄金律です。女性の正装はやはりスカートなので、普段はパンツ派という方でも「ここぞ」というときのためのスカートは数枚持っておくといいですよ。

 足元は、ナチュラルストッキングがなじむ職場という特性に合わせて、パテントのピンクベージュパンプスで。膝から下を同系色でまとめることで脚長効果がアップします。

ジャケットを脱いでも着映えするのは総レースの袖デザインだから。デスク作業中も品のいい印象に
ジャケットを脱いでも着映えするのは総レースの袖デザインだから。デスク作業中も品のいい印象に