すてきな演出で、「面倒」を吹き飛ばす

いつも食べている卵や野菜も「おしゃれなワンプレート朝食」で気分転換 (C)PIXTA
いつも食べている卵や野菜も「おしゃれなワンプレート朝食」で気分転換 (C)PIXTA

 続いては、2位と3位の「準備や片付けが面倒」という悩みについて。どうやら朝食を面倒と感じてしまう背景には、「準備も片付けも手間だけど、食べないと仕事に集中できない……」という心理的な負担があるよう。この気持ちを吹き飛ばすために、好きなものを食べたり、ぜいたくな気分を味わったりして、朝食に対するモチベーションを上げている人が多いようです。

とにかくおいしいパンを探しています!(44歳、保険、企画、独身)

見た目にこだわると、食欲が湧いてきますよ。(42歳、医療福祉関連、一般事務、独身)

豆乳や飲むヨーグルトを飲み、「おしゃれな朝食だな!」と、自分の心を満たしています。(32歳、サービス、営業、独身)

季節の果物などを食べることで、朝からぜいたくな気分を味わえます。これが元気の源に。(28歳、建設、営業事務、独身)

フルーツティーやハーブティーで、ちょっと優雅な自分を演出。フルーツは割引品を購入し、細かくして冷凍。その日の気分に応じてミックスしています。前日に準備しておくと、朝食を食べるのが楽しみになります。(31歳、建設、企画・研究開発、既婚/子どもあり)

「ホームベーカリー」を使って、朝起きる時間にパンが焼けるようにセットしておくと、焼きたてのパンの香りで目が覚めてうれしくなります。(27歳、医療福祉関連、専門職、既婚)

スムージーやプロテインドリンクを作るときに、「この食材やフルーツジュースを混ぜたらどんな味になるんだろう?」と、実験感覚で楽しんでいます。(31歳、情報通信、営業・企画・マーケティング、独身)

冷凍や前日準備で「時間がない」を解消

 4位と5位の「準備や片付けをする時間がない」という悩みには、時短アイデアが有効。冷凍保存や前日の夜をうまく活用して準備をしている人や、なるべく洗い物が出ないような工夫をしている人など、読者が実践しているテクニックを実際に試してみて。

「シリコンスチーマー」を使うと、下ごしらえが早く済むので便利。(36歳、医療福祉関連、専門職、独身)

サラダを作っていますが、カット野菜を利用することで準備の手間を軽減しています。(33歳、製造、マーケティング、既婚/子どもあり)

卵サラダ、ツナサラダ、チーズ、レタス、ウィンナーなど、パンに挟めるものを休日や前日の夜に準備。朝はパンに挟むだけです。(44歳、情報通信、技術職、独身)

週末にまとめてご飯を炊いて、1膳分ずつ小分けにして冷凍しています。食べる前にはレンジで温めるだけ。卵や納豆も冷凍できるので、安いときにまとめ買い!(35歳、医療福祉関連、専門職、独身)

味噌汁の具は、冷凍できる野菜を小さく刻んで、ジップロックなどチャック付きポリ袋に保存して冷凍。朝、冷凍していた野菜をマグカップに入れて味噌を入れ、お湯を注ぐと、具だくさんの味噌汁が飲めます。具材によっては洋風のスープに混ぜてもいい感じです。(43歳、建設、一般事務、独身)

時間のあるときに、ひじきの煮つけなどの副菜を多めにつくり、冷蔵庫で保存しておきます。だいたい1週間くらいは持つので、食べたいときに食べたい分だけ取って食べています。(25歳、金融、一般事務、独身)

ヨーグルトの中に、チアシード、ノニジュース、アサイージュース、青汁、シナモン、バナナ、きなこ、ココナッツオイルを入れて保管。前日の夜に準備して、朝は食べるたけです。(38歳、卸売・流通・研究開発、独身)

バナナは安いときにたくさん購入し、冷凍保存。青汁や牛乳、シリアルに入れて食べるようにすると、朝から少量で栄養バランスの取れた朝食になり、お通じも良くなります!(33歳、サービス、秘書・受付・接客・専門職、独身)

果物を食べるときにはラップだけを使い、できるだけ洗い物が出ないようにしています。(33歳、サービス、営業、既婚)

朝食はワンプレートにして、洗い物も時短。(35歳、サービス、営業、既婚/子どもあり)

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 働く女性にとって大切な朝食。だからこそ「困った」や「不満」を解消するために、皆さんいろいろと工夫をしています。自分では気付かなかったアイデアがあったら、ぜひ参考にしてみてください。悩みを解消して、朝食をよりおいしく、楽しく食べましょう!

文/青野梢 写真/PIXTA