他人の目が気になる「いい人」
「いい人」はもともと、他人の目を気にしやすいタイプです。相手の目に自分はどう映っているか? 自分の振る舞いで相手はどう感じているか? それが非常に気になります。
「Aさんは、どうしてあんな言い方をするんだろう?(イラッ)」
「Bさんに、私はダメな人だと思われちゃったかな?(ウジウジ)」
しかも、「いい人」には、ネガティブ感情を長時間にわたって握り締めている人が多いです。
イラッと感じるのはわずか一瞬の出来事ですが、いつまでもAさんのセリフやBさんの前で気まずい思いをしたことを繰り返し反芻(はんすう)する。翌日も、翌週も、翌月にまでも持ち越す。
そうこうする間に、またAさんBさんと接する機会があり、他の人に対してイラッ、ムカッとすることが度重なるのです。
こうして、「いい人」たちは、だんだん不愉快・不機嫌な人になっていきやすいのです。これが、「いい人」がいくら頑張ってもチャンスに恵まれない最大の原因です。