「いい人」のままでいては、損することが多くてつまらない。だったら、「デキる人」になったらいいんじゃない? この連載では、「いい人」止まりのあなたを「デキる人」へと導きます。ところで、あなたにとって「デキる人」って、具体的にはどのようなイメージの人でしょうか?

「将来ビジョン」をはっきりと描こう

 「いい人」は、周囲の状況によく気が付き、仕事をきちんとこなせる人。なのに、他人の目を気にし過ぎたり、自分に自信がなく自己アピールが苦手だったりして、何かと損をしてしまっている人でもあります。

 そして「デキる人」は、能力が高く、鮮やかな成果を出していく人。次々に新しいチャンスに恵まれ、着実に自己実現していく人です。

 とはいえ、一口に「デキる人」といっても、業界や職種、担当業務やポジションによってさまざまなタイプの人がいます。仕事に対する価値観や感性は、一人ひとりの個性です。だから、「デキる人」の細かい条件やイメージを、私が勝手に定義するわけにはいきません。

 ここで重要なのは、「あなたが考える、デキる人のイメージ」です。それは、「あなた自身の将来ビジョン」と言い換えてもよいでしょう。

 今回のあなたへの課題は、「自分自身の将来ビジョン」をはっきりと描くこと。

あなたが考える、デキる人のイメージはなに? 写真/清水知恵子

 言葉だけで漠然と「デキる人になりたい」と思うだけでは、状況は何も変わりません。念仏のように「デキる人、デキる人」と唱えていても、現実は少しも変わらないどころか、「怪しい人」になってしまうでしょう。

 夢をかなえる。目標を着実に達成する。現在の状況をよりよく変化させていく。ビジョンは、人の心に火を付けて、情熱的にさせ、モチベーションの源泉となり人をアクションに駆り立てます。そのために不可欠なものこそ、ビジョンです。

 では一体、ビジョンを持ち続けていると、どんなことが起こるのでしょうか?