チームの絆を強くする3つのデジタルツール
別々の場所にいてもすぐ連携が取れるよう、さまざまなデジタルツールを活用しているのも柴田さんのチームの特徴の一つ。タスク管理や議事録など、用途に合わせて3つのツールを利用しているそうです。
1.【タスクを管理する「trello」】
タスクを見える化するため、「trello」に「カード」として登録し、朝会で共有します。チーム内にどのような仕事があり、誰がどの仕事を担当するのか一目で分かる仕組みになっています。
2.【全員で書き込める議事録「HackMD」】
会議の議事録として使用している「HackMD」は、複数人が同時に文章を書き込めるデジタルツール。議事録担当者のみでは会議中に情報を書き切れないため、チームメンバーが補足情報を書き込んでいます。
3.【あらゆる予定を見える化する「Googleカレンダー」】
ミーティング・イベント・休暇・フレックス・リモートワークなど、すべてのスケジュールを「Googleカレンダー」に書き込み、チーム内で共有。会議を入れたいときなど、逐一予定を聞かずに済むため効率良くスケジュール調整ができます。
「悩みを「報告・共有すること」が強いチームづくりのカギ
「報告・連絡・共有」の中で柴田さんにとって最も重要なのは、「共有」。この共有を欠かさない状況をつくれば、自然に「相談」が生まれると柴田さんは考えています。
「仕事上の悩みや、プライベート面の課題など、どんな些細なことでも共有できる雰囲気があれば時間の経過とともに相手への理解が深まります。そしてお互いの状況を理解していれば、困っていることや、うまくいかない仕事にチームメンバーが気付いてくれます。これからも職種を問わず自然に助け合える環境をつくっていきたいです」(柴田さん)
さまざまな人が集まるチームでスムーズに仕事を進めるには、まず相手の状況を知ることが大切。チームの結束をより強固なものにするためにも、柴田さんの事例を参考にメンバー同士の共有を増やす施策を始めてみてはいかがでしょうか。
取材・文/華井由利奈 写真/工藤朋子