失脚? いやそれは違う

 ベッキーは男尊女卑思想に失脚させられたというのは正しくない。

 むしろ彼女はそんな既存の価値観の片棒を担いで(需要に乗って)いたからこそ、大人になって、もうそんな片棒を背負えなくなっていたのかもしれません。

これは好機なのだ(C)PIXTA
これは好機なのだ(C)PIXTA

 だからこれは、ベッキー「失脚」なのではなく、子ども時代から芸能界で育ったレベッカ・英里・レイボーンという一人の女性が、「人生のギアチェンジ」をする(痛みを伴うけれど)好機なのだと、同じ女性としてエールを送りたいと思います。

文/河崎環 写真/PIXTA