お見合いおばさんからあれこれお節介をされているアラサーの皆さん。

 「結婚したい」とまではいかずとも「いずれ誰かと結婚してもいい」と思っているのなら、お見合いおばさんという制度(?)は出会いのきっかけとして積極的に利用してしまいましょう。

 どんどん色々な人に会っていけばいいのです。そしてイマイチなら「いい方なんですけれど、私の方が釣り合わなくて、今回はごめんなさい。またいい人をご紹介してください!」と上手に断れば、お見合いおばさんたちはせっせといい人を探しては連れてきてくれます。

 困ったお見合いおばさんに当たってしまったときは、仮に角が立っても断固とした姿勢で断りましょう。もしも相手が「デキる」お見合いおばさんなら、若い人の意向を汲んで方針を切り替えてくれるはず。そういう人の選択眼には頼りたい気持ちにさせられますが、そうじゃない場合は、申し訳ないけれどお見合いおばさん自体を「チェンジ」です。

 あなたの人生なんですから、大切にしなきゃ。「結婚するのはおばさんじゃなくて私なんです!」とキッパリ言ってもいいのではないでしょうか。

「いいお見合いおばさん」は紹介したらそっとしておく (C)PIXTA
「いいお見合いおばさん」は紹介したらそっとしておく (C)PIXTA

 そして、ふと気づくと独身者に結婚をすすめていたり、誰かいい人いたら紹介しようかなどと口走って「お見合いおばさん化する自分」に戦慄しているそこのあなた(そして私)!  「自分がされたくないことは人にもしない」を合言葉に、どうせなるなら「強要せず、さらっと紹介だけして、それ以上つっこまない」。いいほうのお見合いおばさんになりたいものですよね。

文/河崎 環 写真/PIXTA