新作ゲームの試遊やステージイベントも開催

 そして「東京ゲームショウ2018」の会場内では、各メーカーがブースを出展。話題の新作ゲームの試遊やステージイベントも体験できます。

 「スクウェア・エニックスさんのブースでは、2019年1月25日発売予定の『キングダム ハーツIII』の試遊やステージイベントを開催予定です。

 『キングダム ハーツIII』は、ゲーム内にミッキーやドナルドなどのディズニーキャラクターが登場するアクションRPGです。キャラクターがかわいいのはもちろん、軽快な操作で敵を倒していけるところも面白さの一つなので、女性には親しみやすいゲームだと思います。

 一方、カプコンさんのブースでは、同じく2019年1月25日発売予定の『バイオハザード RE:2』の試遊やステージイベントを開催予定です。

 映画などでも聞いたことのあるタイトルだとは思いますが、『バイオハザード RE:2』は、銃などを使ってゾンビを倒していくゲーム。サバイバルホラーゲームなので、緊張感を楽しみたい人にぴったりです」

 人気ゲームの試遊やステージイベントには大勢の人が集まるため、整理券の配布や入場規制がかかることもあるんだとか。お目当てのゲームがある人は、朝イチで目的のブースに直行することをオススメします。

テーマパークのように、見て・体験して・歩いて楽しむ!

 「東京ゲームショウ2018」では、「VR」(バーチャルリアリティー/仮想現実)や「AR」(オーグメンティッド・リアリティー/拡張現実)を使ったゲームの体験もできる予定です。

 「VR」とは、コンピューターによって現実とは異なる空間をつくり上げ、まるでその世界の中にいるかのような感覚を味わえる技術のこと。VRゲームをプレーする際には、頭に「ヘッドマウントディスプレー」と呼ばれる装置を装着し、作り込まれたゲームの世界に没入することで、本当にその空間にいるかのような臨場感を味わうことができます。

昨年開催された東京ゲームショウ2017では、編集部員がVRの面白さを体験しました。シューティングコントローラーを握りしめて、ゲームの世界に没入しています
昨年開催された東京ゲームショウ2017では、編集部員がVRの面白さを体験しました。シューティングコントローラーを握りしめて、ゲームの世界に没入しています

 一方「AR」は、現実世界の中にバーチャルな情報を追加していく技術。身近な例でいえば、世界中でブームとなった「ポケモンGO」などが、ARを使ったゲームです。

 「昨年は、ヘッドマウントディスプレーを装着して椅子に座り、アトラクションを楽しむような体験ができるVRコーナーなどがありました。今年も『VR/ARコーナー』では楽しい体験ができると思うので、ぜひ立ち寄ってみてください」

 スマホやコントローラーを使って画面を操作するだけでなく、さまざまな「体験」ができる「東京ゲームショウ2018」。嵯峨さんに、オススメの楽しみ方を教えてもらいました。

 「このイベントの魅力は、テーマパークにいるかのような体験ができることです。お目当てのゲームを楽しむだけでなく、歩きながら新しいゲームを発見したり、『e-Sports X』を観戦したり。物販コーナーで買い物をしたり、各メーカーが用意しているフォトスポットで記念撮影したり。

 女性向けの恋愛ゲームが気になる人は、好みの男性キャラクターがいないかブースを眺めたり、2.5次元のイケメンステージを楽しむのもいいですよね。

 さまざまな体験ができるので、予定をガチガチに固め過ぎず、テーマパークを歩くように会場内を歩いてみて、イベントの雰囲気ごと楽しむのがオススメです」

 「ゲームを始めてみようかな」という人や、「最新のゲーム事情を知りたい」という人は、ぜひ「東京ゲームショウ2018」へ。テーマパークで遊ぶような楽しさを味わえるはず!

*後編に続く

文/青野梢 写真/清水知恵子

嵯峨寛子(さが・ひろこ)

Gzブレイン「週刊ファミ通」副編集長
移動時間や空き時間、そして仕事から帰ってから寝るまでの2~3時間は、お気に入りのゲームを楽しむ時間なのだそう。「今は『オクトパス トラベラー』というRPGにハマっています。移動時間や空き時間にしているリズムゲームは、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』です」

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