相手に変わってもらうのではなく、自分が変わろう

 まず最初に知っておいてもらいたいことは、相手がメール返信の遅さや頻度などを気にしていないとすれば、この問題は気にしている「あなたの課題」だということ。

 そもそもメールをいつ読み、返信するかどうか、どの手段でいつ返信するかは、相手の自由。相手に変わってもらおうとするよりも、あなたから動いたほうが早くスッキリした状態になれます。

 「あなたから動く」といっても、返信がなくてもじっと耐えられる人になりなさいとか、もう少し早く返信をもらえるように工夫しなさいとか、そういうことではないので安心してください。

 オススメは、次の3つのステップです。

返信を待たずに済む3つのステップ

1.「自分の期待速度」を明らかにする

2.即返信が来ることで本当に得たかったものは何?

3.相手に提案してみる

1.「自分の期待速度」を明らかにする

 まずは、相手の連絡・返信に対する自分の期待を言語化してみましょう。

<メールについて>
・1時間以内
・当日中
・24時間以内
・3日以内
・1週間以内
・重要度が低ければ返信しなくてもOK

<LINEなどのSNSについて>
・即返信が当たり前
・1時間以内
・24時間以内
・あまり見ないので1週間以内
・内容次第では返信しなくてもOK、など。

 これらの期待の具体的内容は、人によって微妙に異なります。あなた自身のペース感(期待する返信速度)を明確にすることで、漠然とした不満や不安を減らすことができます。