誰にでも「苦手な人」はいるもの。例えば、苦手な人と朝から晩まで終日仕事で一緒の時間を過ごさないといけない日など、出掛けるのも気が重くなりがちです。今日は、苦手な人のせいで、モヤモヤしてストレスをためてしまう自分をやめるコツをご紹介します

すべての悩みは人間関係にあり

 心理学者のアルフレッド・アドラーは、「全ての悩みは人間関係にあり」と言い切っています。

 確かに、会社でのストレスの大半は人間関係にまつわるものです。にもかかわらず、会社での人間関係(上司、部下、顧客)は、自分で選ぶことは、ほぼできません。

 そのため、人間関係に恵まれている時はいいのですが、時に自分とは相性の合わない苦手な人や、中には故意に嫌がらせをしてくる人などに囲まれるケースもあります。

悪気は無いんでしょうけれど… イラスト/三ツ木朗恵

 苦手な人といっても、自分の課題を教えてくれるような人であれば、成長の余地もあるかもしれません。ただ、苦手な人の中でも、不毛だと思われるような人間関係で消耗するのは、なるべく最小限にとどめたいもの。

 まず確認したいのは、その苦手な人と会った後や話した後、どの程度後味が悪いかです。

 特に、「落ち込みを引きずる」「無性にイライラする」「モヤモヤが続く」と感じる人との人間関係をそのまま放置するのは、危険です。いつの間にか、たまりにたまったストレスが爆発してしまうことにもなりかねません。そうなると、自分自身もつらいですし、周りにも迷惑を掛ける可能性が大です。

 また、自分が苦手と思っている相手も、当の本人は、さほど悪気なく振る舞っているケースが大半です。ただ「得たいものだけ得たらさっさと帰っていく」感じで、今の季節でいえば「蚊」のような方もいます。一方的に自分が得えたいものだけを得て、去っていく人です。

 例えば、自分の鬱憤を晴らしたいときだけ一方的に話し掛けてくる同僚、いつも攻撃的でヒヤヒヤする上司など、どちらかといえば、いい影響というよりは、悪影響を周りに与える人たちです。このような人とは、気を許し過ぎずに、意識的に対策を講じることで事態を改善していくことができます。

 それでは、次のページから対処法をご紹介していきましょう。