あなたの本当にやりたいことが見えてくる

 それは、だらだらスマホやネットサーフィンの代わりに「何をしたいかをあらかじめ決めておく」ということです。代替行動が明確であればあるほど、帰宅したら、だらだらスマホの替わりに、即「代替行動」という流れを作りやすいのです。

 例えば、帰宅後はスマホで動画を見ながらビールを飲むことが習慣化していた先述のAさん。英語の勉強をして昇進試験に備えたいという思いに気づきました。

 そこで、Aさんは、だらだらみてしまうアプリアイコンを削除。そして、帰宅直後に仕事着のまま、リビングの机で1分間だけ勉強をするという「代替行動」をすることに。早速、リビングの机に英語のテキストを置いてから出勤するということを実行してみたら、数回はうまくいきました。でも、疲れた日などは勉強をする余力が残っていないことに気づきました。そこで、そんな日は、勉強ではなく英語の雑誌をパラパラめくって眺めるだけでOKに。

 すると、少しずつ英語の勉強ができるようになり、だらだらスマホは減ったそうです。同じスマホを見るのでも、「見たい動画を厳選して見る」など、自分をコントロールできるようになったのです。

 ベッドでニュースサイトをチェックするのが習慣になっていたBさん。ニュースサイトのアイコンをスマホのトップページではない場所に移動させました。そして、替わりにずっと読みたかった小説をベッド脇に置いて、寝る前に読むことに。

 試してみると、ベッドに入った後にスマホが視界に入ってしまうと、無意識に手にしてしまうことがありました。そこで、ベッドから遠いリビングでスマホの充電をすることに。すると、どうしても見たいニュースはリビングで見るようになり、ベッドに入ってからは小説を数ページ読んで眠るという流れができたそうです。

<だらだらスマホをやめる 1分でできるオススメアクション>

1:だらだら見てしまうアプリを特定し、アプリアイコンを見えにくくする。または削除する。

2:だらだらする替わりに、本当は何をしたいのか、どんな行動をとるのかを決めておく。疲れているときにも実践できる位簡単なアクションも考えておく。

 いずれも、1分あればできるので、ぜひ試してみてください。そして、それでもだらだらスマホをやめられなかったとしたら……。

 もしかしたら、だらだらスマホをやめられないのには、理由があるのかもしれません。その場合、ムリにやめなくても大丈夫なんです。その点については次回、お話しいたしましょう。

文/大平朝子 イラスト/三ツ木朗恵